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2019年03月02日

インターネット今昔オッサン語り

直近のエントリにも書きましたように、デジタルガジェットやコンピュータ関連の話はもうちょい濃い内容を扱う形で移転先の "Sítio DigiSapo" に書いていく予定です。

古参HPサービスのジオシティーズが今月(2019年3月)いっぱいで終了するそうですが、続いて Yahoo ブログも今年12月でサービス終了らしいです。


この10年くらいの間にインターネットの様相もめまぐるしく変化してきたように思います。今世紀始めのころは個人が情報発信する場合、プロバイダが提供するサーバースペースにホームページを作るというのはよくある事でした。後にインターネットの速度や容量に余裕がでてくると html のコンテンツを時前で用意しなくても、php とデータベースを使って文章だけ入力すると動的に定型コンテンツを生成してくれる手軽なブログ形式が流行しはじめ、登録制の無料ブログサービスが次々に出現して個人のインターネット情報発信の主流になりました。ここの Seesaa もそういったブログサービスのひとつですね。

そして時は流れ現代───リアルタイム情報は主にSNSで発信・取得するのが普通となり、リアルタイム性ではどうしても劣る BLOG 形式においては、ある程度リアルタイムな時事をフォローしつつ、しかし系統的に情報が蓄積されていくのが今時の BLOG のスタイルなのかな、と感じております。

このように時代が変化した大きな背景にはもちろん、iPhone/Android といったタッチパネル式のスマホの普及があります。タッチパネル機器は基本、情報の閲覧にはめちゃめちゃ便利なんですがインプット作業には不向きです。したがってタッチパネル機材をメインターゲットにした媒体では「いかに入力作業少なく情報発信できるか」がキモになります。すると、とりあえず写真一枚添付すれば記事になり『いいね』ボタンを押せば返事したことになる SNS が最適解ということになってくるわけです。

現在インターネットトラフィックの半数以上がスマホによるものと言われており今後も増え続けるからには個人の情報発信方法としてまだしばらく SNS が王座を守るでしょう。何か別の新技術…デバイスの革新ないしコンテンツ作成の新しい方法論が出現すると流れが変るかもしれません…といっても今後BLOGサービスは徐々に細くなりはしても凄い勢いで消滅していくとも思いません。例えばプログラム技術関連なんかはBLOG形式での情報発信が今でも有益なように思います──マイナーライブラリの仕様とか限られた環境でだけ起きるバグみたいな細かい話で、ググって見つけた他所様のBLOGの情報に助けられる経験はしょっちゅうありますよね。BLOGに比較してSNSは、情報の流れが人の繋りに依存しすぎるし時系列で重みつけされてしまうので、検索空間全体で永続的にシェアすべき情報には向いてないように思います。

最初にこの BLOG を始めたときは、ブラジルのニュースサイトにある原語情報をポルトガル語で読めばこんなに面白い情報があるのに、これを日本語で出さないのはもったいないという思いがあったんですが、今はブラジルからのアップtoデイトな情報は(主にSNS経由で)なんぼでもダイレクトに入ってくる時代なので、もう私のような半可通がテケトーな情報を発信する意味はないかなぁ(そもそもたいしてアクセスあったわけでもないし)、とまあそんな感じですね。ただ、Up to date でない情報たとえば昔のボサノヴァやサンバの曲が書かれた背景や歴史とか、そういう感じの事についてはまだ色々発掘して紹介したい情報もあったりするので、ちょっと形を変えて情報発信してみようかな…的なことは考えてます(予定は未定)。

デジモノ関連のブログの移転先はこちら→ 『Sítio DigiSapo


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2018年12月31日

Xperia 捨てて Google Pixel3 買うたった

放置されて久しいこのブログですが「おいオッサン Xperia Z2 のレビューはどないなったんじゃ!?」…なんて言う人が居るとも思えないので、唐突に2018年この冬のスマホ新モデル Google Pixel3 の購入レビューを書いてみようかな?と思います。

google_pixel3_package_0.jpg


もう4年以上もたっちゃって既にお役御免になってますが一応 Xperia Z2 についても簡単に総括しておきます。数ヶ月に一度ぐらいフリーズする等の若干の不具合があったので神機とまでは言えないものの『総じてバランスよくまとまっており音質へのこだわりなどソニーらしさも感じられる良端末』というのが私の最終評価でした。

Xperiz Z2 が気に入っていたので二年後も Xperia シリーズをと思っていて、結局 Xperia Z5 Premium に乗り替えたんですよ。購入時点で Z5 Premium は最新機種ではなかったんですけども、当時の最新機種のどれもあまりビビビッとくるものがなく、当時「ビジネス的に失敗だったのでもう4Kスマホはソニーですら出さないかもしれない」と言われていた4Kパネル搭載── 4K撮影可能とか4K再生対応とかじゃなく正真正銘の4K解像度のディスプレイという意味の ──希少品種である Xpreia Z5 Premium を今のうちに捕獲しとかないといけない!という使命感(?)で購入したんですけど、結論を言わせてもらいますとこちらは正直微妙な機種でした。

4Kパネル搭載といっても高解像度表示は画像や動画だけで普通のアプリではフルHD表示ですし、動画サービスなども今のところ一般スマホに最適化されてるので4Kの恩恵はあまりなく、結局使いどころがほとんど無い…今後もスマホに4Kパネルの波がくることは当面なさそうなので、まぁ絶滅危惧種の捕獲作戦的には成功だったと言えます。

このように4Kについては「貴重な資料を保存できて良かった」ぐらいの気持ちですが、私的に低評価だったのが、まず単純にサイズがデカすぎる。ご存知のとおり年々スマホは巨大化してきており「…ったく毎年毎年成長しやがって、おのれらは池のニシキゴイか!」と思いつつもなんとか慣れてきたわけですけど Xperia Z2 ぐらいが私的限界ラインで Z5 Premium は正直デカすぎました。この大きさには最後まで慣れることが出来ませんでしたね。

他にフリーズ癖が酷くなってて、これも結構ストレスでした。それと購入後1年ほど経過してからだったと思うんですが、イヤフォンジャックに接触不良のような不具合が発生し(ジャック接続ON/OFFを繰り返す)こりゃーついに修理送りか…と意気消沈していたところ、『レッサー音声切り替え』っていう、まさにこういう不具合に対処するためのようなアプリを公開してくれている人がいてこれぞまさに地獄に仏、なんとか余計な出費せずに最後まで使いきることができました。ググると Xperia Z5 に同様の不具合を報告してる人が多いので、もしかするとコネクタ回りの基盤設計に問題があるのかもしれません。

そんなこんなで「もう次はXperiaやめとこ…」と思っていたところ再び二年の買い替えウェーブがやって参ります。正直に言うとこの冬のスマホ新機種を見渡しても「これは絶対欲しい!はよう買うてイジり倒したい!!」と思うほどのものはなく、ぶっちゃけると『ガジェット的にスマホが新しい時代は終わったな…』という感はあります。

昔からのモバイルガジェット好きなら同感に思う人は案外多いのではないかと想像してるんですけど、要はもうスマホは成熟期にはいりつつある生活の道具であり、むやみな機能のアップデートは求められておらず、それよりもコスパや外見のちょっとした見てくれの違い、あるいはブランド名で売るのが基本で、突出した新機能を売りにするエキセントリックなモデルはニッチ向けにちょっとだけ用意する時代になったという事で、その時代の流れがそのまま製品のラインナップに反映されてる感じですかね。

このように『どれ買っても似たようなモン』ばかりのラインナップになってくると『もうあんまり尖ってない普通のでいいかな…と言うものの良い値段するモンだし毎日使うのだから…目立たず地味でフツーな感じが漂いつつも、ド定番とはちょっとだけ違う感じがいいな』と思うのはフツーによくあるフツーの感覚じゃないですかね。日用品にそんな感じのコンセプトのブランドありますよね…そう、無印なアレです。ちなみにワタクシ無印良品けっこう好きです。

- 無印良品な感じの普通のスマホ Google Pixel3 -

というわけでやっと本題。 Pixel 3 というナンバリング見ればわかるとおり、Google は2年前からPixel(ピクセル)の名称を冠したスマホの自社ブランドを展開していてその三代目が Pixel3/XL になります。ちなみに二代目までは日本では販売されておらず、日本から購入する際は『技術適合認証』が無い海外輸入端末になってしまうので、法律上は国内で何か通信をした時点で違法となってしまう状態でした。Pixel3/XL はドコモやソフバンでも扱うようになったのでもちろん技適は取っており、普通に日本国内で電話として使えます。

このグーグルの三代目ピクセル・スマホは容量やらパネルの大きさ等々でいくつかラインナップがありますが、大きく分類すると Pixel3 と Pixel3XL の2タイプになります。Pixel3XL はやや大型でパネル上部にノッチがあって見た目 iPhone っぽい雰囲気ですがピクセル無印と同様に顔認証センサはありません。先述のとおりわたくしは大型スマホには興味ないのでこの記事は無印すなわち Pixel3 の購入のレビューになります。

『そもそもアンドロイドケータイってグーグルちゃうの?なにがグーグルの新スマホやの?意味わからん!』とか『前にグーグル・ネクサスってのだしてたけど、あれとはちゃうの?』という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれないので簡単に説明します。

グーグルは Android OS (及びストア・アプリやマップなどの重要アプリ)の提供はしていますが端末の設計製造はソニーやらサムスンやら各メーカーが各々で勝手に開発設計して製造/販売しています。同時にグーグルは「ええか、ワシらが考えとるスマホの標準はコレや、みんなこれ参考にしてスマホとかアプリ作りんさい」という参照のためのリファレンス端末としてグーグルが設計についてある程度の指示をするネクサス・シリーズを展開していました。例えば私も以前愛用していました Nexus 7 これはグーグルとの協業によるASUS製タブレット端末で本体にも"ASUS"の刻印がありました。

2016年、グーグルはそれまで Chromebook やタブレットで使っていた自社製品ブランドの"Pixel"の名前を冠する Pixel スマートフォンを発表します。このPixelスマホは設計もグーグル自らが行ない製造のみ外部に委託する形で、ネクサス・シリーズの担っていたリファレンスとしての役割も持たせつつ、グーグルのブランドも売っていこうというスタイルの製品です。群雄割拠するスマホ業界もいずれは変化の乏しい成熟した時代に突入するであろう、その時は極端に突出せずスタンダードで控え目だがブランド力のあるものが好まれるであろう──そんな将来を想定して予め手を打っておこう、とまあそんな事考えてたのかどうか知りませんけども、結果的に世間の流れにはマッチしているように見えますね。

ちなみに細かい話をすると、Pixel2までは開発においても Nexus One や Nexus 9 を担当したHTCに部分委託していたそうで、グーグルはこのHTCのPixel開発部門を買収しており今回のPixel3の開発においても元HTCの技術者が深くかかわっていると言われています。じつは私の初アンドロイドスマホは HTC Aria っていう、めちゃんこちっこいトラックボール付きのカワイイ端末で結構気に入ってましたので元HTCの開発部門が関わっているというのは私的には好印象です。なお、Pixel3の製造は台湾のFoxconnらしいという噂です。


…さてさて前口上はこのぐらいにして、いよいよ箱開けてみましょか。

google_pixel3_package_1.jpg

…では、この続きはWEBで!

ちょまてや、ここもWEBやろがい!! …というツッコミはさておき、ここで突然ですが BLOG 移転のお知らせです。

移転先はこちらになります→ 『Sítio DigiSapo

Pixel3 レビューの続きが気になる方は移転先よろしくお願いいたします。
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2014年06月27日

Sony Xperia Z2 カメラのレビュー

発売直後に突撃速攻買いした ソニー/ドコモXi エクスペリア Z2 (SO-03F) のレビューです。

本モデルは広告やスペックの数値などからみてメーカーのプッシュポイントのひとつが“カメラ”なのは間違いないところです。

私はガジェヲタであるにもかかわらず、実はカメラにはあんまり興味が無い人間なもので本機のカメラもそこまで注目はしてなかったんですが、せっかくの高性能カメラなのでここで簡単にレビューしてみたいと思います。

といっても私のカメラに関する知識はだいぶショボイので、やや“ピンボケ”なレビューになることをご了承ください…。

…などというサムいおっさんギャグ言うてるより、カメラレビューなら実際のサンプルを見てもらうのが一番だろうということで、サンプル写真をいくつか用意してみました。

- スチールの撮影サンプル -

Sample.1 謎の芸術オブジェ(おまかせオート/3840x2160, 2.86mb)

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Sample.2 謎の芸術オブジェ(マニュアル最高解像度/5248x3936, 6.47mb)

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Sample.3 大阪モノレール(おまかせオート/3840x2160, 3.23mb)

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Sample.4 伊丹空港(おまかせオート/3840x2160, 3.23mb)

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Sample.5 けっこう暗めの店内(マニュアル8MP/3840x2448, 3.25mb)

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いずれも Xperia Z2 の背面カメラで撮ったものを吸い出して無加工でアップしております。ブログ上に表示されているのはサムネイルですので、右クリックして別ウィンドウに表示するなどするとフルサイズの元画像を確認できるはずです。

撮影コンディションは、やや雲あり晴れで午後3時〜5時ぐらい。PM2.5のためか遠景は肉眼でも霞みが見られました。

Xperia Z2 プリインストール・カメラアプリはタイムシフト、ARエフェクトなど多くのモードがありますが、普通の写真・動画を撮る用としては『マニュアル』と『プレミアムおまかせオート』の2モードがあって、デフォルトでクィック起動すると『おまかせオート』モードになります。この『おまかせオート』ではフラッシュぐらいしか設定を変えられませんので、画像サイズやアスペクト比を変更したかったら『マニュアル』に変更する必要があります。

sony-docomo-xperia-z2-camera-setting-size.jpg

『おまかせオート』でスチルを撮ると 3840x2160 ピクセルスの固定サイズになります。せっかくの高解像度センサーなので余裕ある限り最高画質で撮っておいたほうが良いのかとも考えてしまいますが、同じ場面をマニュアル最高解像度の 5248x3936 で撮って拡大してみると粒子の感じは意外とオートを拡大した場合とさほど差はないようにも見えます(Sample.1 と 2 で確認してみてください)。なので、アスペクトを変えたいとかホワイトバランス調整等のはっきりした理由がなければ普段撮りは『おまかせオート』がデフォルトでもまあOKかと思います(アスペクトは選べるようにしといて欲しかった気がしますが)。

- Xperia Z2 はコンデジを凌駕するか? -

Xperia シリーズの売りのひとつでもあるんですが Xperia Z2 には側面にカメラシャッター用の専用物理ボタンがあり、初期設定ではこのボタンでカメラのクィック起動もできて、スリープ状態でもボタンをやや長押しするとカメラアプリが起動してすぐに撮影できるようになります。これらの挙動が気に入らなければカメラアプリの設定画面から無効にもできます。

sony-docomo-xperia-z2-camera-shutter.jpg

またこの物理シャッターボタンを半押しすることでオートフォーカス、横の音量UP/DOWNボタンでデジタルズームも出来るため、かなりデジカメに近い感覚での操作が可能になっています。

素人目には画質も十分すぎるほどに見えますし、こうなるともうコンパクトデジカメは要らないのではないかと思えてきますが、実際ここ数年スマホカメラがコンデジクラスに追いついてきたため、かつての普及価格帯のコンデジ市場は完全にスマホに食われてしまっているそうです。

Xperia Z2 のカメラがどれぐらいの能力あるのか、ためしに私が普段使用している4年ぐらい前のモデルのコンデジと比較してみることにします。

まず Xpeira Z2 のカメラのカタログ性能について確認してみます。例えばこちらをご確認ください→ソニー公式|SO-03Fの主な仕様

この仕様を見ると、有効画素数が2070万という現行の一般的なコンパクトデジカメと同等以上のカタログスペックを持つCMOSイメージセンサーを搭載していて、本機の売りとしてカメラにも相当に力を入れているということが伺えます。

カメラはカタログスペックでは測れない部分が多く画素数の単純比較ではもちろん判断できないわけですけども、とりあえず私のような下手糞が考えもなしにパシャパシャやってみただけで一昔前の携帯カメラとは次元の違うクォリティの写真が撮れてしまうので、もっとちゃんとカメラを解ってる人が使えばスマホで撮ったとは思えないようなスゴイ写真も撮れるんではないかな、という気はしてきます。

次に比較対象のコンデジですが、本ブログに掲載してる画像を撮るなど私が普段使い倒してるカメラは SONY CYBER-SHOT DSC-TX9 という機種で、2010年夏ごろ発売のモデルです。

sony-dsc-tx9.jpg

仕様はこちらです→ソニー公式DSC-TX9|主な仕様

こうしてみると本ブログではSONY製品を取りあげる事が多くて“このオッサン実はSONY信者ちゃうか”と疑われそうですが、たまたま最近SONYブランドを取り上げる事が多いっていうだけで特にSONYにこだわりはございません。コンデジも以前はニコンを使っておりましたし、2台あるAndroid タブレットは ASUS ですし、モバイルPCは山ほど買ってきましたが憶えてる範囲で NEC x2, CASIO, パナソニック x2, ASUS x2 で VAIO は 1台しかありません。

SONY DSC-TX9 はデジカメなのに物理ボタンが極端に少なく全面タッチインターフェイスというのが面白かったのと、厚みがものすごく薄い、あとブログ用途的にマクロ性能が必要という事などを考慮して買ったんですが、結果的に画質も不満なくこのサイズなのに録れる音が結構良いので、わりと満足して使っています(なので何年も使い倒してるわけですが)。ただバッテリー持ちが異様に悪いのだけが不満で、ブログ用途には問題ないですが例えば旅行用途なんかではやや問題アリのモデルでした。

同じ SONY だけに DSC-TX9 のセンサーも同系統の裏面照射型 ExmorR を採用(Xperia Z2 は Exmor RS for mobile)で撮影モードも「スイングパノラマ」やら「背景ぼかし」やら「プレミアムおまかせオート」やらどことなく Xperia Z2 のカメラと似たような内容になっていて、比較対象としてはちょうど良い素材かもしれません。

カタログではこの DSC-TX9 の有効画素は1220万となっていて、数字だけみると Xperia Z2 の約半分程度しかありませんが、どれぐらいの差が出るものなのか、実際に DSC-TX9 で撮影したサンプル画像と比較して確認してみることにします。

DSC-TX9 によるサンプル(マニュアル最高解像度/4000x3000, 3.82mb)

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最初に上げた Sample.4 とほぼ同じシチュエーションですが、Sample.4 はおまかせオートでしたので画像の画素数は TX9 のサンプルの方が多くなっています。Xperia Z2 マニュアル最高解像度(画素数最大)で撮ったものはこちらになります。

Xpeira Z2 Sample.6 伊丹空港(マニュアル最高解像度/5248x3936, 6.01mb)

DSC_0038.JPG

カメラ素人な私がマニュアル調整を怠って映像がやや暗くなってしまったので、そこは差っ引いてご覧いただくとしても、前述のとおりドット・バイ・ドットで見ると画質はおまかせオートとさほど差は無いので画質的なものは Sample.4 を見て判断して頂いてもかまわないと思います。

写真の色味は好みの問題があるので評価できませんが、センサー画素数の差がモノを言う単位面積あたりの情報量としては Xperia Z2 のほうがやはり上のように見えますね。飛行機のサイズがほぼ同じになるようにして見比べると DSC-TX9 のほうは最高解像度であるにもかかわずややボケ足が出てしまっている感じです。

Xperia Z2 の Sample.4 画像を拡大してみたところ(レジ番もはっきり読める)

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DSC-TX9 のサンプル画像を拡大してみたところ(レジ番が微妙に読めない)

dsc-tx9-zoomout.jpg

こうなってくると、ますますコンデジなんてもはや不要で Xperia Z2 だけあればいい、と考えたくなりますが単純にそうも言えないところもあるんですね。コンデジの場合は光学部、レンズ周りは曲りなりにもカメラとして押さえるべきところを押さえていますが、スマホが本性である Xperia Z2 ではカメラの搭載空間に余裕がなく光学性能はどうしてもある程度犠牲にせざるを得ません。

一番顕著にそれが出るのがズームで、DSC-TX9 は光学で4倍までズーム出来ますが、Xperia Z2 は当然ながらデジタルズームしかありません。具体例を見てみます。

Xperia Z2 ズームで寄った場合(おまかせオート/3840x2160, 2.93mb)

DSC_0028.JPG


DSC-TX9 ズームで寄った場合(マニュアル最高解像度/4000x3000, 4.25mb)

DSC07042.JPG


今度は DSC-TX9 のほうが明かに情報量が増えていて、Xperia Z2 は当然といえば当然ですがズーム前と情報量はあまり変らずにただ画像拡大しただけという感じです(いちおうカメラ側で補正はしているらしいですが光学ズームには勝てません)。

Xperia Z2 ズーム撮影サンプルを拡大してみたところ

sony-docomo-xperiaz2-camera-sample-zoomin.jpg


DSC-TX9 ズーム撮影サンプルを拡大してみたところ

dsc-tx9-zoomin.jpg


というわけで、スペック上はるかに凌駕する Xperia Z2 のカメラといえどもケースによっては4年前のコンデジにかなわない部分もある、ということは言えます。

ただ普通にスナップをパシャパシャ撮る用途であればもはやコンデジ無用というのはほぼ間違いなく、もしスマホが苦手な特定の用途たとえば遠景の飛行機を撮りたいということであれば、むしろコンデジでは中途半端なので一眼を併用みたいな流れになることを考えれば、市場から普及価格帯コンデジが駆逐されつつあるというのは納得できる話ではあります。

- 腐ってやがる、早すぎた…かもしれない4Kビデオ -

実は SONY が Xperia Z2 のカメラで一番プッシュしているポイントらしい(?)のが 4K 動画の撮影です。

4K動画とは簡単に言うと現行のハイビジョン規格(いわゆるフルHD 1920×1080)の縦横二倍の画素数(3840x2160)の動画のことで、オーディオにおけるCD規格(44.1kHz/16bitsリニアPCM)に対するハイレゾ規格みたいなもんと考えていいでしょう。

オーディオ分野で SONY のハイレゾ戦略が意外とエエ感じに波にのってきてる雰囲気があるので、同じようなウェーブを動画分野にも持ってきたい、みたいな思惑もあったりするのかもしれません。

で、Xperia Z2 のパネルはフルHDなんですが(ほんまスゲえ時代ですよ…)、このさらに縦横倍になるようなものすごい解像度の動画を内蔵カメラで撮影できるのが『4Kモード』です。ちなみに Xpeira Z2 の『おまかせオート』でスチルを撮る時の固定解像度が丁度この4K動画の解像度と一緒です。

個人的にはこんなエゲツない解像度の動画を撮る気はさらさら無いんですが(そもそも私のPC環境で編集できるかどうかさえ判らない…)、“Xperia Z2 の『4Kモード』は発熱のために時間制限がある”という報告が各種レビューで上がっており、実際のところどうなのか興味があったので一応実験してみました。

撮影時のコンディションは先月末の異常に暑かった日で、真夏日に近いコンディションでした。展望デッキなので日光は直接上から降ってきている状態で“発熱”の観点からいうと、ほぼ最悪状態に近いといっていいでしょう。

sony-docomo-xperia-z2-camera-test-condition.jpg

まずはサンプル動画を見て頂きましょう。4Kで動画撮ると数分でギガ単位の巨大ファイルになってしまいますので、サンプルは非常に短い6秒のものですが、編集等一切していない端末から吸い出したそのままの4K撮影ファイルをアップしてみました。Seesaaブログではファイルサイズで弾かれてしまいましたので Google Drive へのリンクになります(しかもサイズでかすぎて GoogleDrive のウィルススキャンが無効になります)。

4Kモード撮影サンプル(ANAダッシュ8、RWY32R離陸シーン)
MOV_0041.zip (mp4ファイル/43.8mb)

ダウンロードしたzip圧縮ファイルの中にmp4動画ファイルがあります。コーデックは H264-MPEG4-AVC のようなのでそれを再生できる環境が必要ですが、普通の動画が再生できても4K動画は再生できない可能性もあります。見たい方はなんとかご自分で解決して見てください。私の場合 Windows 7 標準の MediaPlayer では見れず VLC メディアプレイヤーだと見ることが出来ました。

何度かテストの後、さっそく4Kランニング時間テストをやってみました…結果、3分でダウン。あちこちのブログなんかで見たとおりの「発熱によりウンチャラカンチャラ」のダイアログとともにカメラ強制終了です。確認すると強制終了するところまでの動画はちゃんと撮れていました。

この時の Xperia Z2 のボディは完全にホッカイロ状態で、こうなると4kはおろか通常モード動画を起動してもちょっと撮影するだけでダウンしてしまう状態になってしまいました。だいたい各種ブログレビューなどで散見される情報どおりですね。

15分ほどバッグの中にいれて熱を冷まし…といっても暑い日の日光下なのでそこまでは冷えないんですが、とりあえずアッチッチではない、そこそこヌクヌクの状態まで冷めたところで今度は通常動画モードを起動してランニングテストをすると、今度は15分連続で撮影してもOKでした。15分の時点で能動的に撮影中止したのでその後どこまでいけるかは不明です。

というわけで、Xperia Z2 の『4Kモード』はスゴイ機能かもしれませんが、実用上はちょっと難アリかなぁ、というのが正直な感想です。Xperia Z2 は特にデザイン優先のために放熱の問題がありそうなのに加え、ハイパワーCPU/GPUとは言えさすがに4Kを扱うにはCPUパワーが足りてないんでしょうかね。次期スナドラでは動画ハードウェアサポートも強化されるという話もありますので、それを当て込んで今からツバつけておいたみたいな話かもしれませんが、正直まだスマホに4K撮影は早すぎるんではないかな、という気はします。

- ARエフェクトは技術的にけっこう凄い -

通常のマニュアル、オートのスチル・動画の撮影、飛び道具的な「4Kビデオ」の他にも、Xperia Z2 のカメラでは色々と面白いエフェクトでスチルや動画を撮影できるモードがたくさん用意されています。

sony-docomo-xperia-z2-camera-modes.jpg


『背景ボカシ』のサンプル(PCで縮小処理した画像)

sony-docomo-xperiaz2-camera-sample-blur.jpg


『クリエイティブエフェクト』フィルターの選択中

sony-docomo-xperiaz2-camera-setting-filters.jpg

この中でなかなかスゴいなと思ったのが『ARエフェクト』のモードで、これはカメラで捉えた風景や人物の立体形状を認識して、そこに3Dで描画したエフェクトを重ねて表示して動画やスチルとして撮影できるモードなんですが、ARタグとかあるわけじゃないのにちゃんとテーブル面とかの空間情報を認識してリアルタイムで追従処理してくれるんですね。

『ARエフェクト』のサンプル(PCで縮小処理した画像)

sony-docomo-xperiaz2-camera-sample-ardino.jpg

顔認識の技術応用してヒトの顔にマスクとかカブリ物とか悪戯書きとかいろいろ描画するアプリというのはわりと見かけるんですけど、マーカーもないのに2D撮影だけでどうやってテーブルや壁の三次元構造を判定してるんだろう、と不思議に思ってちょっとググってみますと、これはソニーが開発した“SmartAR”という技術を応用したものらしく以前の Xperia なんかでも使える機能のようです。

■統合型 拡張現実感 技術 “SmartAR(スマートAR※1)”を開発■
〜マーカーレス方式対応で、高速認識・追従、ダイナミックな3D空間認識・表示を実現〜

このプレスリリースがもう3年前の記事なので、オッサンどんだけ遅れとるんじゃとツッコまれそうですが、とにかくマーカーレスARがここまで進んでいると知らなかったもんですからちょっとドギモを抜かれてしまいました。

こんなのがスマホでリアルタイムでほいほい処理できる(しかも認識率が高い)ようになるとは、ホンマすげー時代になったなと感心することしきりです。

もっともこの『ARエフェクト』、正直内容は宴会アイテムどまりのモノなので何度か使ったら飽きてしまうという意味で、ものすごくモッタイない技術の無駄使い的な印象を感じないではないんですが…。

以上カメラ素人による Xperia Z2 のカメラの簡単レビューでした。4Kだけはちょっと肩スカシですが、それ以外はスマホ搭載カメラとしては最高峰レベルと言って良いんではないですかね。

Xperia Z2 のレビューはあと1回ぐらいやる予定です。次回はあんまり普通の人はやらんようなデバイスを接続してみます…って、本ブログのいつもの傾向からいってアレです。というわけでソッチ方面に興味ある方は乞うご期待。


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2014年06月11日

Sony Xperia Z2 と Walkman F の音質聴きくらべ

発売直後に突撃速攻買いした ソニー/ドコモXi エクスペリア Z2 (SO-03F) のレビューです。

- 音楽プレイヤーとして、どない? -

Xperia シリーズは音質面にも注力していると言われていますが、今回の Z2 から従来 Walkman シリーズの特権であったノイズキャンセリングを搭載してきました。

私はここ数年 Walkman シリーズも常用してるので Xperia Z2 とウォークマン、音楽プレイヤーとしてみた場合の比較は気になるところです。

とりあえずカタログの機能の上ではハイレゾ対応以外 Walkman とほぼ同等となってしまったわけで、バッテリーは Z2 が持つし解像度もプロセッサ速度も圧倒的だしネットはいつも繋がってるしついでに電話もできるしで、端末の基本性能競争では到底勝ち目がなさそうですが、音質というのはどうしても主観や個人の好みの影響してくる部分が多いため、実際に聞き比べて判断する必要があります。

実際、半年ほど前に Android Walkman F886 を購入した際に以前のモデルの NW-Z1060、さらに前の NW-A846 と音質の聞き比べを試したところ、明らかに世代を追うごとに向上が感じられ、操作性とか可搬性とかいったことを無視して純粋に音質だけでいうなら、もはや以前のモデルには戻れないという感想を持ちました。

それでは早速、Xperia Z2 の音楽プレイヤーとしての能力を NW-F886 と比較しながらちょっとレビューしてみましょう。

- ハードウェア性能の比較 -

先に述べたとおり単純なハードウェア性能は Xperia Z2 の圧勝で、速度/解像度/機能/バッテリ/拡張性、いずれにおいても型落ちスマホクラスである Walkman F では到底かないっこありません。軽量さとコンパクトさは F が上ですが SIM が刺ささらず一台でスマホ的に完結できないからには、コンパクトさは必然とも言えます。

音質を左右するアンプ部分については音楽専用機である Walkman F のほうが上位のクラスのものを搭載しており Walkman F886 は単体でハイレゾ音源再生が可能であるのに対し、エクスペリア Z2 では対応外部DACをUSB接続した場合のみハイレゾ再生可能という仕様になっています。当然といえば当然ですがここは F が上と見てよいでしょう。

個人的には Walkman F 本体横に音楽再生専用ハードウェアキーがある点は高く評価していて、評価のために今回 Z2 にイヤフォンをつけて持ち歩いてみましたが音楽をポーズしたり再生するだけでも一々バッグから取りだしてプレイヤーを画面に呼びだしてから操作しないといけないのがけっこう煩わしく、今更ながらにハードキーの有り難みを感じたので、この点のみだけでもプレイヤーとして F に軍配を上げてもよいくらいですが、世間的にはタッチパネルで音楽プレイヤーを操作する体系に完全に習慣付けられていてハードキーの有無は別に気にならないという人も案外多いかもしれませんね。

それと Xperia Z2 のほうは大きすぎてもはやシャツのポケットに入らないのでバッグやポーチを併用しないと持ち歩けないってのもあります。ポケットにはいるサイズだったらタッチオンリーでも、すぐに出して操作できるのであまり煩わしく感じないかもしれません。

- ユーザーインターフェイス比較 - 

双方とも GooglePlay対応 Android 端末なので、プレイヤーアプリを自由にインストール可能という観点でいえば比較する意味はあまりないのかもしれませんが、Xperia Z2 には『ウォークマンアプリ』 Walkman F には『W.Musicアプリ』がプリンストールされていてこれらを使う機会は多いと思うので、ここではプリインストールのプレイヤーアプリの違いについて述べておきます(特にダウンサンプリング無しのハイレゾ再生は現状プリインストのプレイヤーにしか出来ないはずです)。

アプリの見た目はけっこう異なっていて UI の構成にも違いがありますが、機能的にはよく似通っています。

Xperia Z2 のウォークマン・アプリのホーム画面
(バージョン8.3.A.0.7にバージョンUP後)

sony-docomo-xperia-z2-walkman-home.jpg


Walkman F の W.Music のホーム画面

sony-nw-f886-wmusic-home.jpg

Xperia Z2 のほうはソニーの定額制音楽ストアである Music Unlimited をプレイヤーに融合した形になっていて、微妙に Apple の iTunes を意識したようなつくりです。ウォークマンの場合はまず WiFi に繋いでからでないとサービスに接続できないので Music Unlimited については別のアプリに独立した形になっています。

ハードウェアに違いがある項目では差があるのが当然ですが、それ以外にもいくつか違いが見られます。基本的に Xperia Z2 のウォークマン・アプリのほうが機能がシンプルになっています。

Xperia Z2 のウォークマン・アプリの設定画面

sony-docomo-xperia-z2-xperia-setting-0.jpg  sony-docomo-xperia-z2-xperia-setting-1.jpg


Walkman F の W.Music の設定画面

sony-nw-f886-wmusic-setting-0.jpg  sony-nw-f886-wmusic-setting-1.jpg

音質に影響する部分としては、Xperia Z2 には DSEE が無いという点が大きな違いでしょうか。

基本的にフォルダ構成で音楽ファイルを管理している私にとって Xperia Z2 のウォークマン・アプリでフォルダ単位でのアクセスが出来ないのは面倒ですが、人によって管理法は違うと思うのでここはマイナスポイントとまでは言えないでしょうかね。

慣れているせいもあるかもしれませんが、トータル的にみて Xperia Z2 のウォークマン・アプリより Walkman F の W.Music のほうが私は使い勝手が良いように感じました。Xpeira Z2 のウォークマン・アプリは操作 UI とかエフェクトがかっこ良くてユーザーエクスペリエンス的には良いんですが、音楽再生ツールというよりどちらかというと Music Unlimited のポータルアプリという雰囲気があります。

- ノイズキャンセリング -

はるかな昔(10年ぐらい前?)ポータブルプレイヤーにノイズキャンセル機能が搭載され始めた初期のころに(たしかパナソニックだったと思うけど)試したときには「んー、まあこんなもんかなー」的な感じだったと記憶してるんですが、最近のウォークマンに搭載されたソレは当時のものとは次元の違う効き方で乗り物とか電源ファンとかの一定パワーで鳴るバックグラウンドノイズならばメーカーの宣伝どおり確実に9割以上カットしてくれます。

その強力なノイズキャンセル機能が Xperia Z2 にも搭載されてるということなので、実際に NW-F886 と両方持って台所の換気扇のノイズ環境下で聞きくらべてみました。

Xperia Z2 のノイズキャンセラーはイヤフォンに内蔵されたマイクで環境ノイズを取りそれを本体に送って計算により音声信号を処理する方式なので、対応した5極プラグイヤフォンを使う必要があります。

nw-f886-unbox-earphone-wmport-cap.jpg

Xpeira Z2 グローバル版ですと本体に附属するようですが、docomo 版には附属しませんのでこれは別途用意する必要があるんですが、幸か不幸か(?)私は3台もノイキャン対応ウォークマンを買ってますのでその付属品を流用してみました。

sony-docomo-xperia-z2-con-nc-earphone.jpg

さて Xperia Z2 のフォンジャックに刺してみると、いきなりウォークマンアプリが起動して音楽が再生され、「なななんじゃごるぅああーー!」と松田優作のようにオロオロしてしまいましたが(意味わかる人はけっこうオッサンです)、これ Xperia にプリインストールの『スマートコネクト』というソニー製アプリの仕業で、どういうものかというとジャック接続を検知して予め設定してあるイベント例えば“ウォークマン・アプリを起動して音楽再生開始する”とかいった動作をさせる事ができる便利アプリなんですね。

Xperia Z2 では設定アプリにこの機能が統合されていて設定アプリから『Xperia 接続設定』の項目を選択すると設定ができます。イヤフォン接続以外にも充電器に接続したときとかのイベントを制御できるようです。もちろんウザかったら OFF にもできます。

sony-docomo-xperia-z2-setting-smartconnect.jpg  sony-docomo-xperia-z2-setting-smartcon-1.jpg

最初 Xperia の固有機能かと思ったのですが、実はソニーが一般アプリとして Google Play で無料で公開していて、他のアンドロイド端末でもわりと使えたりするようです(機種依存で動かないことはあるみたい)。

イヤフォンを接続すると通知領域からイヤフォンの種別を選択できるようになります。自動検知ではないようなので自分で正しいものを選択しましょう。

sony-docomo-xperia-z2-sel-nc-earphones.jpg

またノイズキャンセリング対応のイヤフォンを接続するとウォークマン・アプリの設定にノイズキャンセル関連の設定項目がでてきます。接続してないときは出ないので注意です。

さて実際に効き具合をテストしてみた結果ですが、ほとんど差はなく Walkman F の N/C と同レベルの効きが Xperia Z2 でも得られました。

実は Walkman F のほうは設定でN/Cの効き具合を調整できるようになっています。Xperia Z2 では調整はありませんので、テストはこの調整を 0 で比較しています。ちなみにこの調整バーを強めにしすぎると違和感のある効き方になってくるので、強くできるから F のほうが強力というわけではないです(たぶん耳形状とかイヤフォンの使い方の個人差を吸収するための調整項目、アジャスターということ)。

Walkman F886のノイズキャンセリング調整表示
sony-nw-f886-wmusic-setting-nc.jpg

さてノイズキャンセル性能比較の結論としては…

Xperia Z2 のノイズキャンセリング、これ Walkman と同じぐらい使えます。

- んで、結局、音はどないやねん? -

いよいよ結論です。しばらく Xperia Z2 をポータブルプレイヤーとして使ってみて普段 Walkman F886 で聞いているものと同じ音源ファイル(主に 192k - 320kbps の mp3)を聴きくらべてみました。

音質設定は基本全部 OFF、クリア・オーディオとかイコライザーとかそういうものは全部切りました。N/C も出来るだけ OFF にしましたが、環境によっては ON で聴いています。

個人的にはこの素の状態で聴くと、Xperia Z2 の音はちょびっとだけ低音が出すぎている感じがあり、もし音楽プレイヤーとして常用するなら少しだけクリアベースを OFF 方向に調整すると思います。

Walkman F886 のほうは普段 DSEE HX を ON にして他は全て切っている状態が常用の設定です(長時間移動のときはバッテリーを考えて DSEE HX も OFF)です。個人的には F886 はこの状態が一番バランスが取れていると感じます。

感想ですが Xperia Z2 の音は、これはスマホとしてはかなり良いと感じます。もし Walkman F を持っていなければ手放しで「もうポータブルオーディオプレイヤーは要らない、スマホで音楽聴いても不満ない良い時代になった」と褒めてると思います。

全体の音の傾向としては旧世代の iPodTouch なんかと似ていてフラットな感じで好印象ですが、先に述べたように若干低音ブーストされているように感じます。Xpeira Z2 は音楽再生用に特化したDACではなく汎用のものを使ってるでしょうから音源ファイル本来が持ってる波形を素直に真っ直ぐアナログ波形として出力してるだけかもしれませんが、Walkman F の音に耳慣れていると、どうも薄ぅーくフィルタがかかってるようなもの足りない印象があります。

NW-F886 のレビューで書きましたが、F の音は低音がしっかり出るんですがそれはブーストしてる感じではないんですね。色々考えてみるに、『低音が出る』と思ってますが実はハイレゾ化の恩恵であるところの『高音域の再現能力』が影響してるのかもしれません。

例えば NW-F886 で非常に気持ち良く聴こえるのがバスドラとユニゾンしてるベース音とかサンバのスルドの音とかなんですが、こういう音が綺麗に響く場合に人間は「お、低音がよくでてる」と感じるわけです。ところでこういう音をスペアナとかで見れば当然、基音の低音の周波数だけでなく全帯域にわたって様々な倍音成分が満ちています。ここで基音周波数だけ取りだして強調すると単に「ブーーー」というブーミーな音が強調されるだけで気持ちよくはありません(音楽ジャンルによってはこれが心地良い場合もありますが、それは通常アコースティックな音楽ではない)。

しかし一般のポータブルプレイヤー(アプリを含む)において『低音強調』のような調整をすると、大抵の場合はこの低い基音周辺だけを強調するためにモコモコっとしたブーミーな雰囲気になることが多い。NW-F886 の低音がよく響くのは、基音周辺はそのままに通常ほとんど聴こえていないが音色に味を与えている高音域のわずかな倍音も補完できているおかげで気持よく低音が響くのではないかな、とそんな風に私は解釈しております。

ちなみに Xpeira Z2 のレビューとは関係ありませんが Walkman F の DSEE HX の効果もこの傾向を補強するように働くように私は感じます。DSEE HX を ON にすると急に高音域がキラキラときらびやかになるとか、シンバルがシャンシャン言うようになるとか、そんな印象は感じられません(オッサンの劣化耳だから聴こえてないだけかもしれませんが)。しかし全体の空気感が増したような感じがあり、特に中・低音の響きが良くなるように感じる、というのが DSEE HX に対する私の感想です。

話がそれましたが、本記事の結論をまとめましょう。

Xperia Z2 と NW-F886 の音質比較では、NW-F886 のほうがワタクシの好みに合う。

…が Xperia Z2 は十分な音質や性能があるので、音楽プレイヤーとして使うのも普通にアリです(イヤフォンは別売)。

レビューはまだ続けます…次はカメラです。
posted by blogsapo at 02:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | モバイル・周辺機器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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