2014年06月10日

Sony Xperia Z2 レビュー : マイクロSD問題について

発売直後に突撃速攻買いした ソニー/ドコモXi エクスペリア Z2 (SO-03F) のレビューです。

- マイクロSDスロットへ書き込みができなくなった -

AndroidOS の最新版であるバージョン4.4、通称 Kitkat から外部SDの仕様が変更され基本的に書き込みできなくなっています(読み込みは今までどおり可能)。

microSD を挿入する向きはこっちです。間違えて無理に刺すと抜けなくなる可能性あるので注意
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Xperia Z2 は出荷状態で Android 4.4 なのでやはり本体右にあるSDカードスロットへのアプリからの書き込みが制限されており、例えば私が常用しているESファイルエクスプローラーを使ってみると、SDカード上の任意のフォルダを指定しての書き込みは出来なくなっていました(閲覧は可能)。

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Xperia Z2 の場合は本体にプリインストールされているアプリ、例えば File Commander ならばこれまで同様に書き込みができるため、単なるファイル移動・コピーの作業ならば File Commander を併用することでなんとかなりそうですが、プリインストール・アプリではカバーしきれない作業というのは山ほどあるので、サードパーティ・アプリと microSD を組み合わせて運用する事を前提にしている人にはちょっと痛い仕様変更かもしれませんね。

なんでこんな面倒なことになるような仕様変更を今ごろになって導入したのか、正直よく判らないところもあるんですが Google の公式アナウンスによるとこの変更は『セキュリティ上の問題を減らす』のが目的と言っていて、ネットに散らかった情報をつまみ読みして私が理解した範囲では、だいたい次の2点が理由とされている模様です。

1. アプリのアンインストール時に、外部スロットのSDに書きこまれたアプリ固有の保存情報をゴミとして残さないようにするため

2. アプリ固有情報を外部ストレージに保存するのが目的なだけの場合には“外部ストレージの書き込み権限”(android.permission.WRITE_EXTERNAL_STORAGE)を与えなくてよくなる

2番目は一見プログラマ向けの利便性に見えるかもしれませんがそうではなく、KitKat より前のアンドロイドOSでは、例えばゲームの追加コンテンツをネットからダウンロードして保存するとかいった場合に外部ストレージ書き込み権限を与える必要があり、実際にはアプリから固定されたディレクトリ内容しか変更しないのに『SDカードのコンテンツを修正/削除する』という(アプリが自由自在にSDのあらゆる内容を変更するのではないかという不安を感じる)権限の要求がインストール時に見えてしまうことを避けるのが目的のようです。

とはいえ端末のほとんどが KitKat 以降に置き換えられるのはまだまだ先のことでしょうし、アプリ製作者も以前のOSとコンパチビリティを保たなければならないので、当面は今までどおり“なぜ『SDカードのコンテンツを修正/削除する』ような権限を要求されるのか”よくわからないままインストールしないとしようがない状態は続くと思われます。

コンピュータの事は結構詳しいはずなのにこの話が何を意図してるかよくわからない、と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、じつは『外部ストレージ』という単語がクセモノで、アンドロイドOSの歴史的な経緯のためここらの事情がゴチャゴチャになっていて意味が通りにくくなってるんですね。以下で簡単に解説してみます。

- Android ストレージ領域各種のまとめ -

アンドロイド端末の外部スロットSDというのはプログラミング上のちょっとした鬼門で、当初からディレクトリの扱いなどに統一感が欠ける傾向がありトラブルの元になっていましたので、この仕様変更は“ここらでいっぺん綺麗にまとめ直そうやないか”と Google のエラい人が考えていてその布石のつもりかもしれないと思ったりもします。

まず『外部SD』だとか『外部ストレージ』だとかいう名称が問題で、この字面から想像されるような意味と現実の実装がかけ離れてたりするんですね。

たとえば私も音楽プレイヤーとして愛用している Android Walkman シリーズですが、いずれも物理的なメカ上は外部スロットやマイクロSDカードの類はどこにも存在しませんが、設定アプリの『ストレージ容量』の表示を見ると『内部ストレージ』と『USBストレージ』などと分けて書いてあり、ESファイルエクスプローラー等で確認すると何故か "sdcard" のマウントが存在して、中を見てみるとそれが設定アプリで表示されるところの『USBストレージ』になってるんですね。物理的なストレージは一個しかありませんから HDD をパーティションで2ドライブにしてるみたいな構成になってるわけです。

なぜこんな事になっているかというと、AndroidOS ではアプリおよびアプリに強く紐付けられた情報の置き場所と、汎用データとして読み書きする情報(音楽や動画とかそのほか諸々)の置き場所は、別々のストレージ領域を使うことを前提にシステムが設計されているからです。

AndroidOS のシステム本体やインストールしたアプリの本体が配置される『メインストレージ』あるいは『内部ストレージ』と呼ばれる場所には、個々のアプリ毎の固有データを保存するディレクトリ(通常は"data/"配下)があり、アプリ固有に保存する例えばログイン用パスワードデータのようなものは他アプリからのアクセスを禁止するためにこのローカルディレクトリ内に保存します。ちなみにこういうセキュリティモデルを“サンドボックス化”といいます。

一方でプレイヤーで再生する動画やら音楽、画像などのメディアファイルとか、PDF リーダーで読む PDFファイルなんかは色々なアプリから自由にアクセスできないと不便です(でないと同じファイルを逐一個別のアプリそれぞれごとのローカルディレクトリにコピーしないといけないことになりますがこれは馬鹿げています)。というわけで、そういう公開データは『サブストレージ』だとか『外部ストレージ』と呼ぶ場所に配置するようになっているわけです。

つまり物理的なメディアを区別するための呼称ではなく、アプリ内部情報が『内部ストレージエリア』で公開情報が『外部ストレージエリア』の意味合いだったのが、スマホなど実際の端末では『外部ストレージ』として端末内部(たいていは電池蓋を開けないと見れない場所にある)に microSD の物理メディアを差して実装してあったために『外部ストレージ=マイクロSD』というのが定番になってしまったんですね。そのためにマウントされたディレクトリ名も"sdcard"が一般化してしまったわけです。

それでは Xperia Z2 の右サイドにあるようなSDカードを簡単に抜き差しできる SDカード・スロットはどういう扱いかというと、これは厳密には『セカンダリ外部ストレージ』と呼びます。ファイラーで見ると "sdcard1" とか表示されることが多いと思います。これに対し先述の“端末内部にあるが外部ストレージ”というまるでナゾナゾみたいなやつは『プライマリ外部ストレージ』と言います。

ちなみに Android Walkman のようにSDカードが無いのにプライマリ外部ストレージが存在する場合、設定アプリのストレージ容量表示では『USBストレージ』と表記されファイラーなどで見ると "sdcard" と表示されることが多いです。といっても、ここらの具合も機種依存が激しく "mnt/sdcard0" だったり "storage/sdcard0" だったり "/storage/emulated/0/" だったり、あるいはそれら複数が実装されていたりする上に、資料やアプリによって呼び方がまちまちで例えば Xperia Z2 にプリインストの File Commander はこのプライマリ外部ストレージを『内部ストレージ』と呼称しています(ほんま何がなんやら…)。

このほかにUSBホスト機能によってUSBメモリ(いわゆるPenDrive)とかカードリーダーを接続できる場合、接続したストレージは『USBストレージ・デバイス』と呼ばれますが、これが前述のエミュレートされたプライマリ外部ストレージ(実体は内蔵ストレージでファイラー表記では通常"sdcard")の設定アプリの容量表示の表記である『USBストレージ』と紛らわしく(たぶん PC と接続するとUSBメモリみたいにアクセスできるという意味なんでしょうけど)、またまた混乱に拍車をかけています。ほんまゴチャゴチャですね。Google さんがここらをなんとかしたいと思う気持は判らんではないです。

そんなわけでこの“KitKat でのSDカード問題”と漠然と呼ばれている件は、より正確な表現をすると

“『セカンダリ外部ストレージ』への書き込みはアプリ固有のパッケージディレクトリを除き、出来なくなる”

ということになるんですね。

- SDカードに書き込める場合もある -

KitKat を搭載した現行の Xperia Z2 を使ってSDカードに対し出来る事と出来ない事を以下にまとめてみました。
※ルート化して仕様を回避するケースは除外します

・読み込みは今までどおりのことが出来る。

・File Commander などプリインストール・アプリは、読み書きともこれまでどおりのことが出来る。

・USBケーブルでPCに接続してPC側からSDカードの中身を覗く場合は従来どおり読み書きが出来る。

・ESファイルエクスプローラーなどサードパーティアプリでは、本体スロットに差したSDカードに自由な書き込みはできない。

“自由な”と表現したのは、自由度は低いですがSDカード内の自分のパッケージディレクトリには書き込みできるからです。パッケージディレクトリ名はアプリの開発者が決めたユニークなパッケージ名から自動的に決定されるので、ユーザーが自由に選ぶことはできません。なのでファイラー系は絶望的ですが、カメラアプリ等で写真をSDカードに保存するような仕様は今後も継続可能と思われます(ただし保存先フォルダを自由に選べないし、アプリのアンイストール時はフォルダごと消去される)。

またUSBストレージ・デバイスについてはこれまでどおり使えますので、SDカードリーダーをUSBホストケーブルで接続した場合は、これまでどおりESファイルエクスプローラー等でSDカードに読み書きが可能です。

サンワサプライの Android USBホスト対応 microSD リーダー ADR-GSDU5BK を経由してSDカードにアクセスした例
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Xperia Z2 の場合、ファイラーからは "storage/usbdisk" というディレクトリが見えるのでそこにコピーします。

このサンワサプライのOTGケーブル…というかホスト変換ソケットを介してペンドライブやらHDDやら繋いでみましたが、Xperia Z2 は USB ホストを搭載してるのでいずれも利用可能です(HDDは条件アリ)。

USBメモリもOK
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HDD はバスパワーのものは駄目なようです。電力不足でしょうね。3種類ほど試しましたがどれもだめでした。

ACパワーの場合でも、認識はしてもファイルシステムが NTFS だと駄目っぽいです。このときマウント解除しようとタップすると「フォーマットしますか?」みたいなことを聞いてくるので注意です。言うまでもないですがフォーマットするとHDDの内容が消えます。そもそもマウントされてないのでそのままサクっとケーブルはずしましょう。

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バスパワーでも FAT32 でフォーマットしてあり間にパワードのUSBハブをカマすと認識しました。試しに本体からファイルコピーしてみましたが問題ないようです。ただ Android に大容量のHDDを接続するような用途はあまりテストされてないような気がするので使う場合は自己責任で。まず内容消えても困らないHDDで試すのがオススメ。

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ややトリッキー(?)な使い方ですが、Walkman F886 をUSB接続して Xperia 側のファイラーでファイルのやり取りとかもできます。ついでに充電もできちゃいます。意味あるかどうかは知りませんが…。

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ひき続き Xperia Z2 の音質に関するレビューをします。



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2014年06月01日

Sony Xperia Z2(SO-03F)でスマホ・レビュー!

発売直後に突撃速攻買いした ソニー/ドコモXi エクスペリア Z2 のレビューです。

まだ使い始めて一週間程度ですが、コイツは名機の予感です。安くない買い物でしたが、その価格に見あうだけの価値は十分ありそうです。

唯一ちょっと不安なのが表も裏もツルンツルンのガラス風仕上げなので、落すと確実にヒビ割れそうな事ですかね。最近のスマホの表面加工は相当頑丈になってきてるので、実際ところは落してみないと本当にヒビ割れるかどうか判りませんが…まァ判りたくも無いですが。あ、落下テストはやりませんよ。それはお金持ちの人にお願いしてください。

ブラジルのスラングでケチな人のことを "mão de vaca"(牛の手)と言いますが、牛の手みたいにお金をギュッと握りしめて放さないイメージからこういう表現になってるそうです。私もたいがい“牛の手”なもんで、端末ガッチリ握りしめて幸いにも手から滑り落ちたという経験が無いのですが、よく落す人は普段から努めて“牛の手”になるとか、あるいはガッチガチのケースに入れるとかしたほうが良いかもしれませんね。

- 画面が暗い! -

じつは Xperia Z2 を我が手にして、最初に思ったのが

画面が暗い!

ということ。これ最近のスマホの傾向かもしれませんが、省電力機能の一つとして電池の持ちを良くするためにバックライトの自動光量調整が備わっているわけですけども、この設定が得てしてやや暗めなんですよ。

大抵の人にとってバッテリーライフはスマホの性能を比較する際の、優先順位5位以内には入ってるでしょうから、メーカーも数字を上げようと必死になってるという面はあるのかもしれません。

本機も、もちろん初期設定のままでは文字が読めないとか見え難いというほどには暗くはないんですけども、どうも色の鮮やかさに欠ける感があるのは否めない。これは私の考えですが、ここまでバッテリーライフの基本性能が上がってきてしかも液晶がそれなりに高品位であるなら、バックライト光量は思いきってMAX設定で自動光量調節もOFFにするのが良い。

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せっかくの IPS 液晶しかもフルHDなんですから、これをスポイルするのはモッタイナイという話です。もちろんバッテリライフはそれ相応に短くなるわけですが、日がな一日ゲームするとかいうのでもなければ言うてもそこまで激しく消費するわけでは無いので、実用上は全然問題ないと思ってます。

また Xperia Z2 の場合は─もしかすると前のモデルとか他のスマホにもあるかもしれませんが─バックパネル明度設定の他に液晶のホワイトバランスも調整できますので『色温度が気に食わない』という場合もある程度の調整が可能なのは良いですね。

バックライト、ホワイトバランスいずれの設定も、設定アプリから『画面設定』を選択すると項目が出てきます。

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私は液晶は色温度高め(やや青みのある色)が好みなので Xperia Z2 でもやや寒色系に寄った調整にしてみました。

なお、スクリーンショットを撮ってもこのホワイトバランス調整の影響は出ません(当り前の話ですが)。つまりフレームバッファ内のピクセル値をソフトウェア補正するといったような方法ではなく、液晶モニタの調整項目のようにパネルハード自体にそういう機能があるっぽいので、このホワイトバランス調整を入れてもたぶんディザや丸め誤差による色情報の欠落のような劣化はすくない、と考えても良いかもしれません(フォトショとかで画像のホワイトバランスを調整したのとは状況が異なると言うこと)。

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- ホームアプリは3つある -

プリインストされているホームアプリは3つです。

まず docomo LIVE UX

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初期状態では docomo LIVE UX になっていて、これは名前のとおり NTTドコモの標準ホームアプリです。デザインが若干野暮ったい感じですが無難な出来で公式の安心感はあります。…が、右下のDockエリアのアイコンがニュースのポータルサイトみたいなのを開くアイコンに固定されている(?)ようで、こんな重要なポジションの機能を変更できないっていうのは、私からすると有り得ない仕様なので速攻で Xperia ホームに切りかえてしまいました。

Xperia ホーム:
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Xperia ホームはソニーが提供しているホームアプリで、見た目のエフェクトなどがちょっぴりカッコよくなってたり微妙にソニー感を演出している雰囲気のあるホームです。といっても奇抜なカスタマイズは無く、ほぼ標準的な Android ホーム UI なので、凝ったギミックは要らない無難に使いたい人にも向いています。

あとひとつは、スマホ版のラクラクホンみたいな、ごく初心者向けあるいは完璧ガラケー的用途しか使わない人向けに必要な機能だけデカデカと表示するようにしたホームです。

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プリインストールのホーム画面にこのシンプルホームとの切り換えアプリのアイコンがありますが、Xperia/docomo LIVE UX の切り換えは設定アプリから『ホーム』を選ぶと切り換えられます。切り換えはものの数秒ぐらいで終わり、再起動等も不要です。

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Xperia ホームと docomo Live UX では電話アプリが異なるアプリになっていて実際に見た目も違っていますが、参照する電話帳データや着信履歴といったデータは共有です。なので切り換えたらいちいち電話帳入力しなおさないといけないとかそんなことはありません。

- Google Play と『ドコモ決済』 -

世間的にはたぶん、キャリア決済が存在する前提でスマホを使い始めた人のほうが多いような気がしますが、私の場合 Android 端末は Nexus7 やウォークマンなど何台も使っていてアプリは全部 Google アカウントとクレジットカード決済で購入してきてキャリア決済というものは無い状態でした。

そんなわけで今回ガラスマ・デビューになるオッサンの私にとってはアプリ購入の決済周辺の事情がよく判っておらず、ガラスマを利用している人には常識中の常識で“何をいまさら”の話かもしれませんが、せっかくなので調べた内容をまとめておくことにします。

私が買った Xperia Z2 はドコモ・モデルなので Google Play で有料アプリを購入する際、クレカあるいは最近よくコンビニでも見かけるようになった"Google Playカード"で支払う(私が今まで慣れている方法)か、もしくは NTT ドコモの携帯の月々の支払いに含めて支払う“ドコモケータイ支払い”か、そのどちらかを選択することができます…

…ってな感じの知識は事前に持っていたのですが、具体的にそれがどういうシステムで実装されてるかがよく解っていませんでした。なので実際にいろいろさわって試してみました。

まず、お店で購入したきたままドコモ携帯としての設定だけが済んでいる状態の Xperia Z2 の Google Play アプリを起動してみます。

すると今までの新規アンドロイド端末と同様に、Google アカウントの追加と設定を求められる画面になりました。

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キャリア扱い端末の利点の一つですが、もしこういうのをちゃんと設定できる自信がなかったらドコモの窓口で口頭で説明すれば懇切丁寧にやってもらえる(…はず)です。実際お店で購入時に“Google アカウントはご自分で設定されますか?”みたいな事を訊かれたような気がしますが、私は全部自分でやりますみたいな宣言をしているのでグーグルアカウントが無い状態なわけです。

さて、上の画面で判るのはキャリア決済であってもグーグルアカウントの設定(『Google ウォレットへの登録』)は必要、という事です。

ドコモ端末には Google Play の他にもdマーケット(docomoスマホのプリインストールアプリ…だけど実体はただのdocomoサイトへのブックマーク)というドコモ独自のマーケットがあって大手デベロッパとの協業のゲームアプリなんかを供給していますが、そこの決済は必ずドコモ経由の決済となるはずです。

dマーケットというのは最初はドコモ・マーケットと呼ばれていて、大雑把に言うと昔のiモード・コンテンツの子孫みたいなものです。…って、まるでiモードを今は亡きかつて栄えたモノみたいに書きましたが、iモードはまだまだ絶賛現役営業中で、今のガラケーではdマーケットはiモードのサービスの一部として組みこまれているようです。

このdマーケットはゲームアプリ以外にも様々なコンテンツがあり─というかアプリ以外のほうがどちらかと言うとメインみたいですが─フード宅配から電子書籍、動画配信他エトセトラ、それに6月からはdマガジンという定額の雑誌読み放題サービスも始まるなどコンテンツとしてはけっこう充実した内容のようです。なので、ドコモさんが提供するドコモのサービスとドコモ謹製アプリしか使わないなら、もう Google Play は設定せずにそのままスマホを使っていくことは一応可能です(実際のところはウォークマンアプリのアップデートとかでは必要になってくる気がしますが)。

このdマーケットでの決済は“基本的に”ドコモ回線接続が必要になります(ドコモ回線以外だったらspモード契約して docomo ID でのログインが必須)

話を Google Play に戻しますが、ここで私には2つの選択肢がある事になります。

ひとつは、全く新規にグーグルアカウントを作成し、それを使う。もうひとつは、今まで使い倒してきた既存アカウントを設定する、です。

前者を選ぶとこれまで購入してきたアプリは、また新規に買い直しになりますし、後者ならその必要がありません。…ま、普通に考えて後者ですよね。計算はしてませんが、たぶん合計で2万円ぐらいはグーグルマーケットにお金落してます。ちょっと!…ちゃんと聞いてます?グーグルのクローラーロボットさん?

Android 端末に設定するグーグルアカウントは2つ以上あっても良いので、先に新規アカウントだけにしておいて後で既存アカウントを設定するというのも考えられますが、なんとなく面倒事に巻き込まれそうな予感がするので素直にひとつだけ設定することにします。

前に他端末で最初に既存アカウント、後に新規アカウントを追加して使ってみたことがありますが Gmail もちゃんと両方届きますし、購入アプリもちゃんと認識されるし一見したところは上手く動いているようには見えましたので問題ないような気もします…が、触らぬ神になんとやらです。

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というわけでいつもどおり既存アカウントを設定し終りました。ウォークマンとかでやってきたのと同じで、既に購入済みのアプリはダウンロードさえすれば使える状態になっています。

ここで、テストとしてまだ支払ってない有料アプリの購入をしようとするとどうなるか見てみました。

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ドコモ決済が使える場合、金額の部分をタッチするとオプションの表示が現れてそこでドコモ決済を選択できるようになるはずですが、クレジットカードまたはプリペイドカードでの支払のみしか使えない状況です。この状態で購入すると当然ながらドコモ決済にはなりません。他の有料アプリもいくつか見てみましたが、どれもドコモ決済のオプションが出てきません。

色々調べてみたところ、アプリを購入をドコモのケータイ支払いで決済するには、いくつか条件があるということがわかりました。

・NTT docomo 公式の解説→ spモード コンテンツ決済サービス
・他所様の参考記事→ 【Androidスマホのコツ】知ってるようで意外と知らない、Google Play活用術!

まず第一に、アプリの購入金額を携帯代金といっしょに払うように契約プランが設定されている必要がありますが、これは大抵の場合普通にお店で購入したドコモのスマホであれば、最初からそうなっているはずです。実際、私の場合も dメニュー →『お客様サポート』→『オンライン手続き』→『ご契約内容の確認・変更』で確認したところ、ケータイ支払い、spモード決済の双方ともに有効になっていました。

また別の条件として、アプリ購入する時点でドコモの回線に接続している必要がありますが、上のテストはもちろんドコモ回線接続です。WiFi 経由でも購入は可能ですがその際には docomo ID でのログインが必要となるようです。この要件は購入と決済の処理が完了するまでの話なので、たとえば巨大サイズのアプリの場合は購入してダウンロードを開始したらそこで一旦中断し、あとから WiFi 経由でダウンロードし直してもOKです。

ドコモの決済プランで決めた月額利用限度額(初期設定1万円)を超えた購入をしようとした場合も、キャリア決済不可になりますが今回の例にはもちろん関係ないでしょう。

で、いよいよ判らなくなってきたんですが、いくつかのサイトで“日本円でアプリが販売されている場合しかドコモ決済を使えない”と書いてあったため、もしかしてソレが原因なのかなぁ?と思いふたたび Google Play をチェックしてみると、さっきまで出なかったオプションが何故か出るようになってました。

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どうも最初にアカウントを設定してからドコモとグーグルの支払いが連携するまでに若干のタイムラグがあるようですね(ひょっとするとクレジット会社の認証関連かも)。

この実装を見るかぎりドコモは単にグーグルへの支払いを代行している形になっているので、例えばドコモ払いで買ったアプリもあくまで購入時使用したグーグルアカウントに紐付けられドコモ無関係な他の端末でも普通に利用できるはずです(実験はしてないので試す人は自己責任で)。

逆にいうと、Google Play のアプリ購入にかんする限り、請求はドコモの月々携帯支払いに含む形であくまで決済処理はグーグルが行なうため、たとえばドコモポイントを支払いに充当するといったようなドコモサービス上の特典はほとんど期待できないと言ってよさそうです(ドコモポイントはdマーケットの決済に利用できますが、端末分割代金以外の携帯料金は支払えません)。

もともとドコモ決済を使う気はなかったのですが、“牛の手”の発想的にひょっとしたらオトクなことがあったりするんじゃなかろうか(長年のドコモユーザーですし)と若干期待もあったんですが、どうやら私にとっては現状のところ『アプリのドコモ決済』を使うメリットはなさそうです。

レビューはまだ続けます。
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2014年05月27日

Sony Xperia Z2(SO-03F)でスマホ・デビュー!

この5/21に発売されたばかりのソニー/ドコモXi エクスペリア Z2、私にしては珍しく発売直後にお店に突撃して速攻買いしました!!

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おいおい、今までアンドロイドがどうのタブレットがどうの iPhone がどうしたとか散々 BLOG で書き散らしといて今さらスマホ・デビューてどういう意味やねん!!!…と突っこみたくなる方もおられるかもしれませんが、いわゆる3大キャリアのガラスマにおいてはホンマにこれが初デビューとなるけっこうオッサンの私です。

さて、ここからしばらくオッサンの自分語りに入りますので、“能書きはええからはよう実機レビューしろやハゲ!!”という方は下のほうにある『開封』の項目へお進みください。

当ブログのログを掘っていくと見つかっちゃいますが、厳密な話をするとこれがスマホ初購入ではもちろん無く、過去にイーモバイルの HTC Aria と Sony Ericsson mini を使っていたことはあります。…が、同時に携帯電話としてずっとドコモを併用していてイーモバイル端末はネット端末としての用途でしか利用しておりませんでした。

かつて日本でアンドロイド携帯が出回り始めた初期の頃にビッグウェーブに乗りたい気持ちはめちゃめちゃあったものの、当時はスマホといえどもテザリングが開放されておらずまたメイン携帯として利用するにも一歩足りてない部分があって長らく二の足を踏んでいる状態でした。それがこの2年ぐらいで事情が急速に改善してきたというのが、今回やっとメイン携帯をスマホに変更した理由のひとつです。

ちなみに、つい先日まで使っていたドコモ携帯はこれ。

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どんだけオンボロやねん、という感じですが実際もう何年前か覚えてないぐらい昔に入手したシロモノです。2007年の冬モデルだったようですが、当時は iPhone が北米で登場したばかりでモバイル業界はその熱気に浮かれていて新たに登場する端末は多かれ少なかれその影響を受けている、そんな空気感があった時代でした。

この SH905i にもタッチクルーザーという名称のタッチパッドがテンキーの上に付いており、これでマウスカーソルを操作することができるギミックが搭載されていました。

Touch Cruiser の動作例

このギミック自体は昔ながらのノートPCのタッチパッドと同じもので、iPhone の影響ゆえにタッチクルーザーを端末に搭載したのかどうかまでは微妙ですし、タッチスクリーンにしても特に iOS の専売特許というわけでなくかなり古くからある技術のひとつではありますが、iPhone の登場によって『タッチ操作 = 最先端のデバイス』のイメージが形づくられつつある時代だったのは確かでした。

で、このワタクシのオンボロ携帯なんですが、このところいよいよ本気で調子悪くなってきていて通話中にしょっちゅうこちらの音声が途切れるらしいんですね。おそらくマイク周辺の接触不良かと思いますが、いまさらフューチャーフォン(いわゆるガラケーの事)に機種変するのもナンだし、かといって中古で白ロム端末買うのも抵抗あるしで、とうとう俺も年貢の収め時いよいよスマホデビューの期が熟したのだな、と覚悟を決め色々品定めをしておりました。

というのも、本当はあと半年ぐらい耐えて今使ってるイーモバイルLTE PocketWiFi の解約と同時ぐらいに乗り換えを考えていたのですが、そうも言ってられなくなってきたのでしようがありません。

で、夏モデルの中で一番イケイケ(←死語?)っぽい SONY の Xperia Z2 にロックオンして情報収集したり、お店で実機を触ってみたりしたところ良さそうだったので即決で買ってきたという次第です。

では、早速開封レビューいってみたいと思います。

- 開封 -

箱を見るとわかりますが Made in China です。まあ今時はごく普通の事ですね。贅沢は申しません。

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私はあんまり意味がわかってませんが "Playstation Certified" のロゴがついております。プレイステーション対応…?

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折り紙式の説明書がついてきて必要最小限の事はちゃんと説明してありますが、パソコンに不慣れでスマホも初めて購入しましたぁーぴかぴか(新しい)という方の場合は別途にスマホ入門書を買うとかオタクの人をヘルプ用に捕獲するとかしたほうが無難です。

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箱の中身はこれで全部です。付属品は本当に必要最小限のモノだけ…というか厳密に言うと、この同梱品のみでは充電が出来ません

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充電スタンドが付いてくるんですが、ここに micro-B タイプのUSB(スマホで一般的なUSB端子)ケーブルを刺して充電します。もしくは本体の左サイドにある micro-B USB 端子を使っても良いですが、いずれにしても micro-B の USB ケーブルが必要になりますので別途用意しなければなりません。

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スマホとかモバイル端末を何台も持っていると同梱のUSBケーブルがどんどん増殖して邪魔になってきますので、同梱しないというのはある意味合理的ではあります。

充電用USBケーブルは量販店に売ってるような一般のもの、例えばこういうの

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でOKですが、もし何らかの不具合があった場合に SONY やドコモにコラァー!とヤカラしたい人は純正品を購入したほうが良いでしょう。私はそんな気はサラサラないので、いつもどおりコレ

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を使ってみましたが、普通に充電できました(急速充電はできません)。なお本体の USB に直刺しする場合はパソコンの USB ポートでも充電できますが、“スタンド経由の場合は PC の USB ポートでは充電できない”と説明書にありますので注意です。つまりスタンドを利用するなら、USBの充電器も必須になります。

またUSB充電器は電流容量が足りないと動作不良になるので、心配な人はお店で確認して同時に購入したほうが無難です。…が、試しに Android タブレットである ASUS の Transformer TF101 の USB─これは給電可能USBなんですが─ここに直刺しで Xperia Z2 を接続してみたところ充電できました。なので恐らくですが、市販の充電器でも大抵のものは使えるのではないかな、という気はします。

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他の付属品としては、本体に純正保護ケースをつけてブ厚くなっている状態でも充電スタンドにはめこめるように厚みを計算したアタッチメント、それに内蔵テレビ(ワンセグ/フルセグ)用のアンテナケーブルがあります。イヤフォンは付いてきませんのでこれも必要であれば別途自分で用意しないといけません。

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- 外見 -

細かいスペックについてはこちらを参照ください

・ドコモ公式スペック
http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-03f/spec/spec.html

現状で考えられるほぼ最高の性能を惜しみなく搭載した正にフラグシップに相応しいスペックです。

プロセッサはクアルコム社の MSM8974AB いわゆる『スナドラ』こと Snapdragon 801 で、現状スマホに搭載されているCPUでは最高クラスといわれております。実はクアルコムは昨年末に次世代の Snapdragon 805 を発表していて予想では今年の春から夏モデル、つまり Xperia Z2 あたりに搭載してくるのではないか?と噂されていたのですが、いまのところ主なハイスペック・スマホには搭載されず持ち越しとなっています。

順当にいけば Xperia Z3 には恐らく 805 を搭載してくると思われるので、私のようにどうしても今買い替える必要がある、いや新しいのが出たら何時でも買い替えたい、という人でなければ年末に予定されている次モデル(Z3)を待つというのは選択肢の一つとしてアリかと思います。ただ予想はあくまで予想ですし、CPUが良くても必ず良モデルとなるとも限りませんし、特に外装デザインなどは何がきっかけでいきなり自分の好みと違う路線にいかないとは限らないので、まあガジェット物には定番の話ですが「買いたくなった時が買い時です」

そして、この新エクスペリア Z2 ですが、実機を手にしてつくづく思うんですけど、本当に所有欲をくすぐる実に良いデキなんですよ〜 むっちゃカッコエエです、ホンマ。

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パネル面はゴリラガラスかあるいはそれに類するような(詳細不明です)トゥルトゥルのカッチンカッチン素材で、背面も同様なコーティング処理がなされていて高級感のある感じに仕上がっています。毎度言ってますが私はこの手のガジェットは保護シールも保護ケースも付けないで使う人間なんですが、ここまで雰囲気が良いとちょっと保護してあげたくなりますね(まァ面倒なんでやりませんけど)

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画像では判り辛いですが、背面もパネル面と同様にガラスのような写り込みがあるペカペカの表面(完全なグロス)です。私は黒を購入しましたが、漆黒ではなくネイビーブルーを濃くしたような若干青みを感じる黒で、これがまた良い雰囲気を醸しています。

正直、スマホとしても寸法ちょっと大きすぎかナァーという気持ちはあったのですが、前に Android Walkman Z でブーたれながら大きい端末に慣らされたおかげで、思ったほど違和感はないです(もしやソニーの目論見どおり…?)。Xperia mini 使ってた時期だったらこんなの有り得ないって言って一刀両断だったと思うんですけど、慣れって怖いですね。

というわけで恒例の端末大きさ比較です。

sony-docomo-xperia-z2-comparacao-dos-tamanhos.jpg

ご覧のとおりずば抜けて Xperia Z2 が面積でかいです。ただ厚みは相当薄く上の比較画像の中でも NW-F886 よりもまだ若干薄くて実は一番薄いんですよ。だからなのか意外に重量感もあまり感じません。数値的には Walkman Z とほぼ同じ重量ですが、見た目が大きいので手にしたとき「アレっ」という感じでむしろ軽く感じます。こんだけ薄いとバッテリーが少ないんじゃないか、と不安になりますが Z2 はバッテリーも十分に持つのであまり神経質に節電に気を配らなくてもよいのも有り難いです。

sony-docomo-xperia-z2-na-mao-side.jpg

- 起動! -

…と言っても今回は梅田駅前にある某大規模量販店Yのドコモコーナーにて購入したので、もう起動やdocomo関連の初期設定は済んでる状態です。

電源キーを押してみると、なにか得体の知れないキャラクターがお出迎えです。…誰やねん君。

sony-docomo-xperia-z2-iconcier-0.jpg

むむっ、君がかの 悪名高き 高名なNTTが誇る音声認識技術の結晶『しゃべってコンシェル君』かっ!
ていうか『今なら31日間無料』って、それって31日超えたら有料ってことやん…というわけで、さっそく消しにかかります。

sony-docomo-xperia-z2-iconcier-1.jpg

sony-docomo-xperia-z2-iconcier-2.jpg

よしっ、消えた。

はい、ここで注意!

iコンシェル君は、このキャラに課金されているわけではなく、あくまでも NTT docomo の『iコンシェル・サービス契約』に課金されます

つまりもしあなたが何らかの理由で自動的に iコンシェル・サービスに契約した状態となっている場合は、このようにキャラを消したり無効化やアンインストールしたとしても、やはり翌月から100円(スマホの場合、大阪のオバチャンの場合は100万円)のサービス料がかかります。

私の場合はiコンシェルは未契約なので 31日超えても単に情報取得できなくなるだけだと思いますが(動作未確認なのであくあで予想です)、諸々の割引特典等を利用してドコモ契約した場合に自動的にiコンシェル契約となることもあるようなので、コンシェル君を消す前にまず自分の契約がどうなってるか確認したほうが良いでしょう(キャラ消したらたぶん忘れると思うので)。

契約の確認・解除方法は"iコンシェル 解約"とかでググると一杯でてきます。時期によってメニュー構成が若干変ったりしますが、とりあえずdメニューから入って『お客様サポート』のアイコン(2014/05現在は右上端にある)→下にスクロールして『オンライン手続き/ご契約内容の確認・変更』と入ると2ページ目の後半の『ドコモサービスパック』のリストの中に『iコンシェル』があります。途中ネットワーク暗証番号か docomo ID によるログインが必要なので注意です。ネットワーク暗証番号は3回間違えるとロックされますので、記憶してなかったらドコモの窓口でやってもらうほうが無難です(その際に免許証など身元確認書類が必要です)

ちなみにドコモの説明を読みますと、音声認識機能である『しゃべってコンシェル』の利用自体は無料で、これにスケジュール管理やニュースなどの情報サービスを連携させる場合には有料の『iコンシェル・サービス』契約が必要となる、という事のようです。

ところで端末手にいれたらさっさと消すモノみたいに邪魔扱いされがちなこの『しゃべってコンシェル君』ですが、試しにちょっとお話してみたところ予想外に出来が良くて感心してしまいました。まず認識能力がかなり高く、はっきり発音すればかなりの確率で言葉を拾ってくれます。それと日本人向けに開発しているという土壌があるからでしょうか、なんともいじらしかったり癒される受け答えをしてくれたり、愛嬌があってなかなか憎めないヤツなんです。『歌って』って言うとちゃんと歌ってくれたりもします。いわゆる人工無能系が好きな人はハマると思いますよ。

てなわけで、次回から数回に分けてしばらく Xperia Z2 のレビューを書きたいと思ってます。

※ Walkman F のハイレゾの話はどないなっとんねん!という方も、ひょっとするといらっしゃるかもしれませんが、それも合間にやる予定です。
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2014年05月10日

ジャイル・ホドリゲスがお亡くなりになりました

O Fino da Bossa のエリスとのコンビでも有名なジャイル・ホドリゲス(Jair Rodrigues)が、この8日の朝(現地時間)にサンパウロの自宅でお亡くなりになられたそうです。75歳でした。

“歌手のジャイル・ホドリゲスが75歳でサンパウロのコチアにて死去”
Folha: "Morre o cantor Jair Rodrigues aos 75 anos em Cotia, São Paulo"

“ブラジル音楽は、75歳で死去ジャイル・ホドリゲスのアレグリア(喜び)を失う”
Folha: "Música brasileira perde a alegria de Jair Rodrigues, morto aos 75"

“ジャイル・ホドリゲス、サンパウロにて埋葬”
Globo: "Jair Rodrigues é enterrado em São Paulo"(ニュース動画)

家族や直近の仕事仲間らの談話によると、健康上の問題は特になくほんの数日前まで普通に仕事をこなしており今月もいくつかライブ予定が入っていて、今回の件はまったく突然の訃報だったようです。

8日の朝、普通に自宅のサウナに入りその後9時半前後に発見された時は既に息を引きとっていたそうです。死因は心筋梗塞でした。

エリス・レジーナの息子で音楽プロデューサーのジョアン・マルセロ・ボスコリ(João Marcelo Bôscoli)は

“ジャイルは月に平均15ぐらいのライブをこなしていていて全く健康だったよ。彼はもう十分に稼いでいたけど、ずっと仕事詰めだったんだ。なぜなら仕事を愛してたからだよ。歌手の仕事を愛してる、といつも言っていた”

と語っています。

クラウジアレイチとデュエットしている割と最近の映像:
"Deixa isso pra lá - Jair Rodrigues & Cláudia Leitte"


ジャイル・ホドリゲスは1939年、イガラパヴァ(Igarapava)というサンパウロの中心から北に450kmほどいったところにある田舎街に生れました。

若い頃は、靴磨きやら仕立て屋の手伝いあるいは左官など様々な職業をやっていたそうですが、そんな生活の中で教会音楽やセレスタの影響を受けながら仕事場の仲間らとアタウフォ・アウヴェス、アゴスチーニョ・ドス・サントス、シルヴィオ・カウダス、アンジェラ・マリア等といった音楽を聴いていたそうです。

そういった仕立て屋の仕事をこなしつつも、1957年ごろにはクルーナースタイル(ビング・クロスビーみたいなやつ)の歌手としてサンパウロ州の地方のバーなどでプロとして歌いはじめていて、ラジオのオーディション番組に出演して賞を取るといったような事もあったようです。

1962年に同年のワールドカップ向けの曲を収めた最初の録音ディスク(78回転)、そして 1964年には "Vou de samba com você" と "O samba como ele é" の2枚のLPを発表しますがこの時期に、言葉をラップのようにリズミカルに曲に載せて歌う "Deixa isso pra lá" がその歌うジェスチャーとともに人気を博し一気に有名になったといわれています。

そして1965年、MPB の歴史において重要な一里塚となる、あるショウがサンパウロのテアトロ・パラマウントで行われることになります。

このショウの模様はライブ盤として録音され "2(Dois) Na Bossa" という名前のLPになり、2014年の今日では日本にある HMV や TOWER RECORD あるいは Amazon といった通販サイトを探せば比較的容易に購入できるクラシック・アルバムの一つとなっています。

capa-dois-na-bossa.jpg

本来このショウにはバーデン・パウエルが出演の予定だったのですがキャンセルとなり急遽抜擢されたのがジャイル・ホドリゲスで、後にオ・フィーノ・ダ・ボッサで共演者となるエリス・レジーナの横に彼が立つ初めてのステージでもありました。ちなみに、このライブでのバックバンドは、ジョンゴトリオ(Jongo Trio)。

ショウは大盛況となり、ライブ盤はブラジル初の100万枚超えという超ヒットを飛ばし、評判をききつけたテレビ関係者らが2人に司会をオファーして始まったのが、有名なTVヘコール(TV Record)の『オ・フィーノ・ダ・ボッサ(O Fino da Bossa)』です。

1965年から1968年までの間にエリスとジャイルのコンビ司会のもと、ジョビン、ヴィニシウス、ドリヴァルカイミやオス・カリオカスらといった大物タレントをゲストに呼び放映された番組は MPB にとって指針となるべき重要な存在であったとされています。

ちなみにレギュラーのバックバンドとしてこの番組を長らく支えたのが、私 blogsapo が最も敬愛するブラジリアンジャズトリオである Zimbo Trio です。

こうしてエリスとともにその人気を不動のものにしたジャイル・ホドリゲスはTVヘコール主催第二回ブラジル音楽祭(Festival de Música Popular Brasileira)においてジェラウド・ヴァンドレとテオ・ヂ・バホスの"Disparada"を歌い、シコ・ブアルキの『ア・バンダ』と同点の一位を獲得するなどキャリアを広げていきました。

1980年代あたりからはセルタネージョにも挑戦し(というか出身とか人柄の感じとか見ていると実はこの人むしろサンバではなく、もともとムジカカイピラのほうが根っこにあるんじゃないか、という気もしてくるのですが…)、シタンズィニョ&ショロロとの共演作ではこれまた100万枚越セールスを記録するヒットとなりました。

"Jair Rodrigues e Chitãozinho e Xororó, Majestade O Sabiá"


今年の3月には新曲を含む2枚組CD "Samba Mesmo" を発売したばかりで、ジャイル・ホドリゲスはこの約50年にわたって文字通り休むことなく歌手を続けてきた人なんですね。

解説書にボールド文字で記載されるような重要な仕事をMPBの歴史を刻み、成功を手にしてそれでも飽くことなく天に召される間際まで仕事を続ける。これは歌手としての仕事を心底愛してないと出来ない事だと思います。まさにマルセロ・ボスコリのおっしゃるとおりなんですね。

そして何よりも人柄が良い。ぶっちゃけ超ビッグスターの中にはちょっと身近に居たら困るかなァ…って感じの、素行にヤヤ問題アリの方は稀におられる訳ですけど、各方面から送られている弔辞を読むと、ジャイル・ホドリゲスは本当に皆から愛されてた人なんだなァってのが感じられるんです。

“フェイスブックにてジルマ大統領がジャイル・ホドリゲスへ賛辞を送る”
Folha: "Em rede social, Dilma faz homenagem a Jair Rodrigues"

ロベルト・メネスカルの言葉の抜粋:

“私は彼を『サンバの喜び』と呼んでいたよ。単なる歌手ではなく、彼は『喜び』を歌っていたんだ。彼の前では誰も深刻な気分にはならないんだ。私は20年ポリグラムで彼と一緒に仕事をしたが、録音のために彼がリオにやって来るのはいつでもスタジオや仕事場の誰にとっても喜びだったよ”

カエターノは他の誰よりも長文でジャイルの功績を称えています。

カエターノ・ヴェローゾの弔辞の抜粋:

“ジャイル・ホドリゲスはブラジルが誇るべき数少ない人物の一人だよ。…彼はやらないといけないから仕事する、というようなやり方は決してせず、仕事が彼にとっての自然な仲間意識の表現だったんだ…オ・フィーノ・ダ・ボッサは我々の音楽の歴史における貴重な瞬間のひとつだ。エリスがその緊張感あふれる熱気で音楽的な側面を支配しつつ、一方のジャイルはリラックスと緩和の側面を引きうけていた”

一言でいうと、ジャイル・ホドリゲスは「仕事を愛し、そして陽気さ(alegria)を周囲に与える人だった」と、これが皆の一致した意見なんですね。

私も "Dois na Bossa" を聴いて故人を追悼したいと思います。
posted by blogsapo at 18:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | MPB, BossaNova | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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